老人ホームの見学と体験入居
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老人介護を考える場合にどうしても考える必要があるのが老人ホームです。
元気なお年寄りであれば老人ホームなど必要ないかもしれません。
しかし、最近の家は狭く核家族化している中にお年寄りが入って生活をすることは、双方にデメリットが多く発生します。
変に気兼ねして折角の良好な関係がギクシャクするくらいなら最初から近隣の老人ホームを視野に入れて相談しておくことが大切です。
老人介護を考えたことがなければまったく知ることもない老人デイサービスセンターの存在。
これは特に老人ホームに入居しているか居ないかは関係ありません。
日本は福祉に関して諸外国に遅れているといわれていますが、個人個人の意識や知識も同様に遅れています。
老人介護の選択肢と様々なものがあることをまず認識することが必要です。
その上で入居する人と家族とが、よく相談して決める必要があるのです。
安易に考えたり、話し合いの場を持たない家族も多いですが知識はあって損はありませんからね。
老人ホームを選択する際には、やはり入居を希望されるご本人、またはご家族、あるいはその両方で自ら足を運び、ご自身の目で確かめることが大切です。入所してしまってから、「こんなはずじゃなかったのに・・・」とか「思っていたのと違っていた」ということにならないために、条件に見合う老人ホームを幾つか絞り込んだら、実際に見学に訪れてみましょう。
また、見学は、出来れば一箇所ではなく、少なくとも2〜3は見学しておきたいですね。 まず比較することが大切です。さらに、体験入居をしてみると、開示されている情報や見学だけではわからなかった、思いもよらない発見があるかもしれません。
では、見学、体験入居の際に、見落としのないよう、幾つかのチェックポイントを挙げてみましょう。
まず、見学の際には複数で訪れ、多角的な目でとらえましょう。一人では気づかなかった点をあとで意見交換することができます。
1.スタッフの対応
・スタッフは気持ちよく挨拶をしてくれたでしょうか?
・話しかけた際に快く対応してくれましたか?
・年齢層や男女比は?
・スタッフの資格の有無も確認してみましょう。
2.他の入居者の方々
これからいっしょに生活をしていく方々です。表情や挨拶、話しかけた際の対応はどうでしょうか? これから仲良くやっていくことができるでしょうか?
3.食事
メニュー、量、質、また健康や病状に配慮した食事サービスが受けられるでしょうか? 他の入居者の方々に「味」の感想を聞いてみるのもいいかもしれません
4.周囲の環境
ちょっとしたお散歩を楽しめる公園やお店、病院が近くにあるでしょうか? 交通の便はいいでしょうか?
5.相談、苦情の窓口
何かあったときに快く相談にのってくれる専門の窓口がありますか?
問題にすばやく対応してくれる制度が整っているかを確認しておいてください。
体験入居した場合、夜間の体制や周囲の状況など、昼間に訪れただけではよくわからなかった点が明らかになるでしょう。その点をチェックすることが大切です。
1.トイレ、入浴、食事などの基本的な介護を見学、体験してみると良いでしょう。
2.サークル活動、イベントなどを見学、体験し、実際に入所したときに楽しい生活が送ることができるかどうかイメージしてみましょう。
3.夜間の看護体制を確認しましょう。
4.周辺の治安、騒音を観察してください。
ただし、一般的に体験入居は費用が必要なケースが多いです。 大体、1泊2日で15000円前後費用がかかるところが多いようです。